手巻き面倒ではないですか? 軽い力でラクラク巻き上げ
竜頭巻きとは、そもそも何?
機械式の時計ですが、時間を合わせる箇所(竜頭)を回す事で、時計のゼンマイを巻き上げる事ができます。
手巻きはもちろん、自動巻きでも一部を除いて、竜頭操作でゼンマイを巻き上げる事が出来るんです!
竜頭巻にはバンビ社の「クラウンタイトニックス」がありますが、こちらの商品はそれ以前からありました。
時計工具で有名なスイス ベルジョン製の竜頭巻き(型番 30409)です。
おおまかな構造は同じ。
クラウンタイトニックスが洗練された雰囲気ですが、こちらはツールメーカーが製作しているだけあって無骨なイメージ。
使い方はシャーペンのように棒のおしりの所をギューと押し込みます。
先端が広がりながら出っ張り、刻みが入れてあるので、竜頭に食いつかせた所で完了。
いたって簡単です。
では、なぜに後発である「クラウンタイトニックス」が生まれたのか?
クラウンタイトニックスは先端がシリコン系の堅い樹脂で出来上がっていて、ある程度のトルクがかかるとわざとスリップするように出来ています。
時計ケースと擦り合っても時計ケースに傷が付くことはありません。
ところが、この「ベルジョン 30409」はスリップしません。
使い方を誤ると、時計に傷が付きます。
まさに持ち手を選ぶ、プロのツール。
誰にもやさしくはありませんが、使い方さえ、気を使えばこちらのほうが、簡単にしっかりと、また竜頭の直径も多少の融通が効き、ぴったりでなくても使えます。
ここに気をつけて!
良い例
悪い例
違いがわかりますでしょうか?
「良い例」は時計ケースに竜頭巻きが当たっていません。
一方「悪い例」は時計ケースに当たっています。この状態で竜頭を回せばわかりますよね。
時計ケースに傷が付きます。
必ず、竜頭の中ほどで時計ケースに当たらない位置で固定してください。
気をつける点はこれだけ!
この点だけ気を使っていただければ、こちらのほうがアタッチメントを取り替えたり、無くしたりすることも無く、ご利用頂けます。
サイズは、竜頭の直径によって4種類。
重複しているものは間に含まれるサイズでお願いします。
ちなみに写真のノモスの竜頭は直径5mm。
3〜5、4〜6mmのどちらでも対応しましたが、5〜7mmは大きすぎてかみ合いませんでした。
ロレックスの時計をお持ちの方は、クラウンタイトニックスをおススメしますが、それ以外の方でしたら、断然こちらをおススメいたします。
元祖だしね。。。
全体
サイズは4種類
構造はいたってシンプル。
これだけです。壊れようがありません。おしりのキャップを閉めすぎると飛び出す量が減りますので、適度に調整してください。